デイパック選び

これまで、普段使うバッグには片手バッグを使っていた。しかし、肩に負担がかかりやすく、重いものを入れるとすぐ疲れてしまうことに不便さを感じていたので、思いきって新しいリュックサックを買うことにした。なぜリュックサックにしようと決めていたかというと、以前から愛用している登山用ザックから“リュックサックは疲れにくい”ことを知っていたから

デイパックを買おうと決めてから、まず街中にいる人々がどんなリュックサックを使っているのかを数日間観察し続けた。観察しながら、自分はどんなリュックサックを求めているのかを考えた。そして私が求めているリュックサックのコンセプトを決めた

・小型 軽量 シンプル
・13L~20L 400g以下

私は元々あまり物を持ち歩かないので、20L以下の小型なリュックサックが欲しいと思った。また、ポケットがたくさんあっても使わないので機能もシンプルなものを求めたい

こうして<小型 軽量 シンプル>というリュックサックのコンセプトが決まったところで、街中での観察やネットサーフィンを経て、まず7つの候補が決まった。この7つの候補全てを実際にブランドショップに視察に行って手にとって確かめた上で、最終的に購入するという流れになる。これから毎日愛用するものだから、手にとって確かめて一番良いと思ったデイパックを選びたいと考えた。ということで、以下に書いたデイパックの評価も、実際に見て触って確かめた私の感想に基づいている

7つの候補

【視察前 候補】

(1) GIRL’S DAYPACK(KELTY)
(2) SUPERBREAK T501(JanSport)
(3) エコハリケーンデイパック(CHUMS)
(4) ウォーカー15(Coleman)
(5) オリジナルス リュック バックパック[BACKPACK CLASSIC TREFOIL] AJ8527(Adidas)
(6) リュック 452U(OUTDOOR PRODUCTS)
(7) リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)

デイパック/店舗

KELTY

[店舗]:OSHMAN’S 原宿店/東京都渋谷区神宮前1-14-29
[候補]:GIRL’S DAYPACK 15L/380g

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↑OSHMAN’S 原宿店。OSHMAN’SオリジナルモデルのGIRL’S DAYPACKがあり、Light Day Packの名で販売されている

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↑竹下通り。原宿に初めて来たが若者がとにかく多い

JanSport

[店舗]:BLACKANNY原宿/東京都渋谷区神宮前3-22-7
[候補]:SUPERBREAK T501 25L/300g

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↑BLACKANNY原宿。このお店にSUPERBREAK T501はあった

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↑SUPERBREAK T501を探しに最初に訪れたお店、だがここにはなかった。ビームスボーイ原宿/東京都渋谷区神宮前3丁目24-5

CHUMS

[店舗]:CHUMS 表参道店/東京都渋谷区神宮前 5-2-21
[候補]:エコハリケーンデイパック ○L/360g

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↑CHUMS 表参道店は原宿駅から表参道駅へ向かう都道413号線の脇道にある

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↑CHUMS 表参道店

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↑Appleのお店。ガラス張りがすごい

Coleman

[店舗]:コールマンショップ流山店/流山市大字流山988-1
[候補]:ウォーカー15 15L/365g

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↑コールマンショップ流山店。南流山駅から徒歩10分ほど

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↑川の土手が広い。コールマンショップ流山店から次のブランドショップがあるららぽーと新三郷まで行くのだが、南流山駅に戻らずに三郷駅まで歩いていくことにした

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↑だから橋も長い。この橋を渡りきると三郷駅

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↑三郷駅に到着。ここから武蔵野線で一駅先の新三郷駅まで行く

Adidas

[店舗]:アディダス オリジナルスショップ ららぽーと新三郷/埼玉県三郷市新三郷ららシティ3-1-1
[候補]:オリジナルス リュック バックパック[BACKPACK CLASSIC TREFOIL] AJ8527 ○L/○g

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↑アディダス オリジナルスショップ ららぽーと新三郷

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↑新三郷駅からすぐのところにある「ららぽーと新三郷」。IKEAも目立つ

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↑規模が大きい…さすが郊外

OUTDOOR PRODUCTS

[店舗]:アウトドアプロダクツ ららぽーと新三郷店/埼玉県三郷市新三郷ららシティ3-1-1
[候補A]:リュック 452U 18L/370g
[候補B]:リュック 4052EXPT 18L/390g

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↑アウトドアプロダクツ ららぽーと新三郷店

デイパック/評価

一連の評価は、ブランドショップに視察に行って、デイパックを実際に見て触って確かめた私の感想に基づいている。評価項目の一つ「in SEA TO SUMMIT 13L」とは、雨の時にウルトラSIL ドライサック 13L(SEA TO SUMMIT)にたたんで入れることができるかを評価したものだが、荷物は空の想定としている

【KELTY】GIRL’S DAYPACK(→Light Day Pack ネイビー OSHMAN’S 限定品)15L/380g

<総合80点>

・評価
肩紐の調節がとても扱いやすい。背中に熱は多少持ちやすい。全てのファスナーに雨よけがついているのに開閉が非常にスムース。収納力や扱いやすさは良いのだが、やはりデザインが…

・感触
肩紐部分が太めで丈夫で扱いやすく、背負いやすい。下ろしやすい。背負い心地はまあまあ、フィット感はそれなり。なかなか丈夫そう

・重さ
380g。それなりに軽く合格点

・見た目
シンプル。ネイビー赤の色合いが私は気に入ったが、ブラックは単調かな。黒だとファスナーも黒なので探しにくい。色合いはまあまあ。平ぼったく平面積は大きい

・機能
コデューラナイロン。多少の雨には強そうな生地

・内側色
黒色ではないので中身は見やすい

・ポケット
メインポケット/サブポケット
メイン内側(ポケット 大1中3ボールペン3・ファスナーポケット1・キーストラップ1)

・容量
A4用紙が全然余裕を持ってすんなり入る。平面積があり高さもある

・in SEA TO SUMMIT 13L
縦にたたんで無理なく入る

【JanSport】SUPERBREAK T501 25L/300g

<総合10点>

・評価
ファスナーの開け閉めが固くて使いづらい。軽くて25Lの容量があるのはすごいが、内ポケットが貧弱。中も黒色で中身が見づらい

【CHUMS】エコハリケーンデイパック ○L/360g

<総合60点>

・評価
ポケット数が4つしかなく非常にシンプル。雨よけもなく、開け閉めしやすい。黒は単調すぎか、ネイビーはチャック部分の白との色合いがばつぐん。ただ白は汚れるからなあ。容量はメーカー非公表だが20L前後はあるかと。丸くて物はたくさん入る。軽いのが良い

・感触
フィット感が非常に良く、丸いリュックが身体にぴったりフィットする。なので背負い心地が良い。コデューラナイロンなので丈夫そうだがKELTYに比べると脆そう。雨よけがついてないのでチャックの開け閉めはスムース。背負いやすい、下ろしやすい。肩紐の調節もしやすいがKELTYに比べると若干劣る。肩紐部分は太めで丈夫。背面パッドが何もない。水筒などの硬いものは背中に当たるかも

・重さ
メーカー非公表だが、とても軽い

・見た目
シンプルすぎてちょっと面白みに欠ける、色合いはなかなか。全体が丸くてかわいい。ファスナーの紐もおしゃれ、ファスナー部分の色もアクセントが良い。ただし黒はファスナー部分も黒色

・機能
コデューラナイロン。多少の雨には強そうな生地。色落ちは心配

・内側色
メインポケット内側の背面にある内ポケット部分と底が青緑色でまあまあ中身は見やすい。それ以外の部分は黒色

・ポケット
メインポケット/サブポケット
メイン内側(内ポケット1は小さい)
側面に小さい隠しポケット1

・容量
A4用紙がすんなり入る

・in SEA TO SUMMIT 13L
無理なく入る。KELTYより容量も大きさも少し大きめ

【Coleman】ウォーカー15 15L/365g

<総合65点>

・評価
フィット感とホールド力はばつぐん。だが日常使いでは頻繁な下ろしやすさのほうが重要かも。ホールド力は魅力なのでトレッキングに活躍しそう。軽くてデザインもかっこよい。平面積も小さく小ぶりでコスパ良い。ブラックかグレーが良い。ファスナーの開けやすさはまあまあだが、全体的に作りが甘いのが気になる。フロント止めを使わない時はフロント紐が邪魔

・感触
フロント止めがあるために他のデイパックと比べても非常にフィット感が良く背負い心地もぴったり背中にくっつく。肩紐もそれなりに太い。しかし全体的に作りが甘く、耐久性に難あり。特に底部は透けて見えるほど生地が薄い。雨よけがついているがチャックの開閉はまあまあ良い。ただ完全に閉めるには意識がいる。小さめなので少し背負いずらい。一方で下ろしやすさはなかなか。肩紐の調節はまあまあしやすいが、フロント止めの紐調節は固くてやりずらい

・重さ
365g。軽い。良く出来ている

・見た目
シンプルだが色合いが良くスタイリッシュでデザインはダサくはない

・機能
撥水加工ではない。水ぬれすると色落ちしそう。リフレクター付き

・内側色
グレーなので少し中身が見づらい。完全な黒ではない

・ポケット
メインポケット
メイン内側(内背面に大きいポケット1・小ポケット1・ボールペン2・キーストラップ1)
サブポケット 縦式
両側面にメッシュポケット

・容量
A4用紙は入る

・in SEA TO SUMMIT 13L
縦に折り畳めることは折り畳めるが背面メッシュパッドのため折るのが難しくあまり折りたくない

【Adidas】オリジナルス リュック バックパック[BACKPACK CLASSIC TREFOIL] AJ8527 ○L/○g

<総合79点>

・評価
総合的にとても扱いやすい。加えてシンプルでとても軽量。正直KELTYと迷う。Adidasロゴが大きいのが難点

・感触
フィット感がColemanのWalker15の次に良く、背負い心地はばつぐん。雨よけはなくファスナーはダブル付きではない。シンプル、軽量、背負い心地が良く一目惚れしそう。作りはそれなりに丈夫だが、薄い生地なのでKELTYなどに比べると脆いか。雨よけがないのでチャックの滑りが良い。背負いやすい、下ろしやすい

・重さ
びっくりするほど軽い。メーカー未公表だが、300g前半だと思う

・見た目
シンプル、色合いも良い。丸く、平面積は横に大きい

・機能
撥水加工ではないが、多少の雨なら問題なさそう

・内側色
黒色で中身が見づらい

・ポケット
メインポケット
メイン内側(内背面に広いポケット1)
サブポケット

・容量
A4用紙が十分入る

・in SEA TO SUMMIT 13L
背面パッドが少しあるので折るのはちょっと難しいかも

【OUTDOOR PRODUCTS】リュック 452U 18L/370g

<総合75点>

・評価
ポケットは2つだけと非常にシンプルで、丈夫な作り。長く持ちそう。色合いは単調。18Lと物はたくさん入る

・感触
フィット感はまあまあ。丈夫そう。チャックの滑りがKELTYに比べると悪い。背負いやすい、下ろしやすい。肩紐はまあまあ太い。 肩紐に関しては4052EXPTのほうが太くて丈夫。背面パッドはない

・重さ
370g。軽い。問題なく合格点

・見た目
非常にシンプル、色合いは単調。幅があり丸い形

・機能
コデューラナイロン。多少の雨には強そうな生地

・内側色
黒色で中身が見づらい

・ポケット
メインポケット
サブポケット

・容量
A4用紙がすんなり入る

・in SEA TO SUMMIT 13L
無理なく入る

【OUTDOOR PRODUCTS】リュック 4052EXPT 18L/390g

<総合80点>

・評価
デザインが良い。452Uに比べて幅が小さくシュッとしている。またスウェード部分は汚れや水に弱そう。容量は十分

・感触
フィット感はまあまあ。肩紐が太くて丈夫で疲れにくそう。丈夫そう。雨よけがついていながらチャックの滑りはまあまあ良い、しかしチャックの金具部分が小さい。背負いやすい、下ろしやすい。背面パッドはない

・重さ
390g。まあまあ軽い。合格点ギリギリ。ここは肩紐が太いのに免じてというところがある

・見た目
スウェードタイプで色合いが良くおしゃれなデザイン

・機能
コデューラナイロン。多少の雨には強そうな生地。だがスウェード部分は水に弱そう

・内側色
黒色で中身が見づらいかも

・ポケット
メインポケット
メイン内側(ポケット中1・小2)
サブポケット

・容量
A4用紙がすんなり入る

・in SEA TO SUMMIT 13L
無理なく入る

最終2候補 徹底比較

7候補のデイパックの視察を終えて、Adidasのデイパックが予想以上に良く一目惚れしそうになるなど、購入するデイパックを簡単に選ぶことができなかった。そこで迷ったあげく、最終候補として2つのデイパックまで絞り、この2つのデイパックを徹底比較することにした

【最終候補】
(1) GIRL’S DAYPACK(KELTY)
(2) リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)

基本データ

(1) GIRL’S DAYPACK(KELTY)15L/380g 定価\10,800
※ここではLight Day Pack ネイビー(OSHMAN’S 限定品)を想定する。このOSHMAN’S限定モデルと通常モデルの違いは、ファスナー部分に色のアクセントがあること、内側色が黒ではないこと

幅:32.5cm
高さ:43cm
マチ:15cm

(2) リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)18L/390g \4,653(定価¥7,344)
※容量に関しては、ネットの情報の多くが13Lと表記しているが、アウトドアプロダクツ直営店のスタッフによると18Lとのことなので18Lで統一する

幅:31cm
高さ:41cm
マチ:17cm

選定基準/ランク

今回のデイパック選びのコンセプトは小型 軽量 シンプルだが、最終候補の徹底比較を前にしてより詳しい選定基準を定め、ランクを付けることにする

第1級:[シンプル/コンパクト]
┗(1位)GIRL’S DAYPACK(KELTY)/(2位)リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)
第2級:[ファスナー開閉のスムースさ]
┗(1位)GIRL’S DAYPACK(KELTY)/(2位)リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)
第3級:[丈夫な作り/肩紐の作りによる疲れにくさ]
┗(1位)リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)/(2位)GIRL’S DAYPACK(KELTY)
第4級:[デザイン]
┗(1位)リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)/(2位)GIRL’S DAYPACK(KELTY)
第5級:[軽量]
┗(1位)GIRL’S DAYPACK(KELTY)/(2位)リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)

徹底比較

(1) GIRL’S DAYPACK(以下、KELTY)/(2) リュック 4052EXPT(以下、OUTDOOR)

・見た目
KELTYは生地が柔らかくて平ぼったくて平面積がある分、荷物が少ないとマチがペタっと抑えられて横から見るとコンパクトさが顕著に出る。ペタっとなっても見た目は良い
対してOUTDOORは幅の狭さが優秀で、リュックを後ろから見るとそのコンパクトさが分かる。生地はOUTDOORのほうが固めでゴワつく印象がある

・肩紐
肩紐はどちらも太めで丈夫だが、OUTDOORのほうがより太く厚みがあるので、長時間背負っていても疲れにくそう

・メイン内ポケット
どちらもメイン内ポケットがあるが、これに関してはKELTYのほうが使いやすい。チャック付きポケットや網ポケット、キーストラップなど、OUTDOORにはないものをそなえている

・デザイン
これは好みの域になるが、私はリュックサックによく付いているあの豚鼻が好きではないので、KELTYはデザイン的には好かない。ただファスナー部分の色のアクセントは好き
OUTDOORはスウェードとチャックがデザイン的には気に入っている。定番のリュック 452Uはシンプルでいいのだが、黒色やネイビーは色が単調すぎる。一方でリュック 4052EXPTはスウェード部分が本体色との色合いが良く、リュック 452Uに比べて黒色であってもおしゃれ度が高い

・耐久性/生地
どちらもコーデュラナイロンを使用していて、軽くて丈夫。特にOUTDOORは堅実な製品づくりを感じさせ、使い続けるごとにクタッとなじんで何年も愛用できそう。ただしスウェード生地が水や汚れに弱そうなのが一つ気がかり
一方で生地の感触だが、KELTYはサラサラで滑りがある柔らかめのコーデュラナイロン、OUTDOORは布感が強めの固めのコーデュラナイロン。そのためOUTDOORのほうが埃や汚れが目立ちそうな感じはする。KELTYは柔らかめの生地なので縦に折りたたんで13Lのドライサックの中に入れることができるが、OUTDOORは固めの生地なので折りたたんでもかさばる

・ファスナー開閉のスムースさ
メインポケットはどちらも雨よけのファスナーカバー付きで、サブポケットはKELTYはファスナーカバーがなくOUTDOORはカバーがある。メインポケットもサブポケットもKELTYのほうがファスナーの開閉はスムースにできる。特にKELTYのメインポケットはファスナーカバー付きなのにもかかわらず、非常に開閉がスムースで驚いた。また、サブポケットにファスナーカバーが付いていないので、歩きながらでも簡単に物の出し入れができる。これはよく考えられている。OUTDOORのファスナーは少し硬いので、この点に関してはKELTYが断然優れている。これは慣れなのかもしれないが

リュック 4052EXPTに決定!

最終候補は、(1) GIRL’S DAYPACK(KELTY)/(2) リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)だった

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↑色はネイビーにした

GIRL’S DAYPACK(KELTY)と悩んだが、最終的に『リュック 4052EXPT』(OUTDOOR PRODUCTS)にすることにした

どちらもとても良い製品で使い込んでみないとその違いがわからないくらいの細かな点をのぞいて両者とも遜色なかったので、おそらくどちらを選んでも愛用できるだろうと思った。最終的に決め手となったのはOUTDOORがKELTYより半額以上安かったこと。初めてのデイパックデビューだし、いきなり高い製品を買うよりまずは中価格帯の製品を試しに使ってみようと思った

機能面を見るならばKELTYがOUTDOORより優れている点がたくさんある。ファスナーの開閉のスムースさはばつぐんに良い、軽量でさらさら柔らかめの生地、マチが狭いので荷物が少なくても見た目が崩れない、内側色が黒色ではないので中身が見やすい。もしもKELTYがOUTDOORと同じ値段だったとしたら、おそらくKELTYのほうを選択していたと思う

OUTDOORは作りがとても丈夫で、肩紐も太く厚みがあって重い荷物を入れても疲れにくそう。使い続けていくごとにクタッとなじんで愛用できそうだ

ちなみにおすすめコーナー

今回ブランドショップを巡って実際に以下のリュックサックを見て触って確かめてきたが、なにを求めているかによっておすすめできるリュックサックは違ってくるのだということが分かった

今回、私の場合は普段用のデイパックとして、小型軽量シンプルの観点で、また普段あまり物を持ち歩かないので13L~20Lの小さめのデイパックを探した結果、『リュック 4052EXPT』(OUTDOOR PRODUCTS)に決定したのだった。一日かけたブランドショップ巡りだったが、SUPERBREAK T501(JanSport)以外はどのデイパックも素晴らしくて、とても楽しかった。以下、各リュックサックの特徴とおすすめのシーンを紹介することにする

(1) GIRL’S DAYPACK(KELTY)15L/380g
※ここではLight Day Pack ネイビー(OSHMAN’S 限定品)を想定する。このOSHMAN’S限定モデルと通常モデルの違いは、ファスナー部分に色のアクセントがあること、内側色が黒ではないこと

【長所】
・メインポケットはファスナーカバーが付いているのにファスナーの開閉が非常にスムースなので歩きながらの物の出し入れやすさはピカイチ
・肩紐の調節が扱いやすい
・内側色が黒ではないので中身が見やすい
・メインポケット内側のポケットが優秀
・マチが狭めで生地が柔らかめなのでコンパクトに見えるし縦に折りたたむのも容易

【短所】
・価格がダントツに高い
・デザインが…

――

値段は今回のラインナップの中でダントツで高いが、価格を抜きして考えれば普段使いのデイパックとしては一番使いやすそうでおすすめ。私は価格を考えてリュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)を選んだが、このGIRL’S DAYPACKはとても魅力的なデイパックだった。見た目はポシャっとペタっという感じなのでコンパクトに見え、無駄がない。おしゃれ女子におすすめ


 

(2) SUPERBREAK T501(JanSport)25L/300g


 

(3) エコハリケーンデイパック(CHUMS)○L/360g

【長所】
・ポケット数が4つとシンプル、かつ 360gと軽量ながら丸みのある形状で容量も大きい
発色色合いが可愛いくておしゃれ
・丸い形状のため可愛く見え、背負い心地も非常に良い

【短所】
・シンプルすぎてちょっと面白みに欠ける

――

丸みがあり容量はけっこう大きめ。容量についてはメーカー未公表だが、20L前後はあるかと思う。ファスナーカバーは付いていないので雨には弱いが、開閉はスムース。背面パッドは無い。CHUMS製品は総じて発色色合いが可愛く、おしゃれ度が高いので女子におすすめ。シンプル 軽量 おしゃれと三拍子そろっている。子どもリュックとしてもおすすめ

今回初めてCHUMSショップに行ったのだが、どれも色合いの可愛い製品ばかりだった。リュック、財布なども色の種類が豊富にあって、見てて飽きない。原宿にトイレがなく、我慢しながらCHUMSのお店に入ったのだが、商品がどれも可愛くて見るだけでも楽しく、結局トイレも忘れて30分近くお店にいた。次また来るときは、財布をCHUMSで買いたい


 

(4) ウォーカー15(Coleman)15L/365g

【長所】
フロント止めがあるために背中にぴったりとくっつき、フィット感とホールド力はどのデイパックよりも良い。軽量コンパクトながら両側面のメッシュポケットをはじめ収納ポケットが豊富
・背面メッシュパッド
・スタイリッシュで黒色でもデザイン的にダサくない
・リフレクター付き

【短所】
・デイパックは頻繁に下ろしたり背負ったりすることが多いので、フロント止めは不要か。フロント止めを使わないときは邪魔
・肩紐やフロント止めの調節が固くて若干やりづらさがある
・生地が薄い、つなぎ目の耐久性が低そう、紐調節が固いなど全体的に作りが甘いのが気になる

――

さすがアウトドアブランドのColeman、軽量コンパクトながら収納ポケット豊富、フロント止めのおかげでフィット感も良い。平面積が小さく小ぶりでスタイリッシュ、軽量でホールド力ばつぐんと、激しく動くスポーツやトレッキングでは活躍しそう。サブポケットが縦開タイプでこの点は意見が分かれるところか。耐久性には難あり。また、生地は水ぬれに弱そう


 

(5) オリジナルス リュック バックパック[BACKPACK CLASSIC TREFOIL] AJ8527(Adidas)○L/○g

【長所】
びっくりするほど軽い、小型 軽量 コンパクト!
・丸みのある形状でフィット感、背負い心地がばつぐん
・ファスナーカバー無しで開閉スムース

【短所】
Adidasロゴがでかでかと
・シンプルすぎて少し不安
・生地が薄く耐久性に若干の不安がある

――

容量も重さもメーカー未公表なので視察前は期待してなかったのだが、実際に手にとってみてあやうく一目惚れしかけた。軽量 コンパクト シンプルと私が求めていた要素にがっちりはまった。他のデイパックよりも一段と軽く、おそらく300g前半かと思われる。今回のラインナップの中では最もシンプルで最軽量。平面積が横に多く、丸みがある形状。容量は15L以上は確実にありそう。メインポケット内側のポケット1つ含め、総ポケット3つに加え、シンプルながらちゃっかり背面パッドを備えていて心が動揺する。メインポケット内にあるポケットは背面に備わる広いタイプのものでけっこう実用的か。ファスナーカバーはない。今回私はこの製品のあまりのシンプルさに購入をためらったが、本当にシンプルなので、ファスナーカバーなど要らないからとにかく扱いやすい物をという方には、フィット感も背負い心地もよくて軽量なこの製品がおすすめ。日常使いというわけではなくともカジュアルな遊びやサブバッグとしておすすめできる


 

(6) リュック 452U(OUTDOOR PRODUCTS)18L/370g

【長所】
・ポケットが2つだけと非常にシンプルな作り
・丈夫な作りで長く愛用できそう
・横に広く見た目以上に容量が大きい

【短所】
・色が単調で黒などはおしゃれ度が低い
・ポケットが2つだけなので小分け収納には向かない

――

コンパクトリュックの定番商品。シンプルで丈夫、長く愛用できる。加えてお値段も割安でコスパ良し

下記のリュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)との違いは、スウェードの有無、4052EXPTのほうがより肩紐が太くて丈夫で疲れにくい、4052EXPTにはメインポケット内に小物入れ用のポケット3つがある、4052EXPTのほうが幅が狭くマチが広いのでスタイリッシュに見える、4052EXPTはチャックの金具部分が小さい、452Uのほうが20g軽い


 

(7) リュック 4052EXPT(OUTDOOR PRODUCTS)18L/390g

【長所】
・総合バランスが良い
・18Lの容量ながら幅が狭くコンパクト
・シンプル
スウェードとチャック紐がよいアクセントでデザインが良くおしゃれ度が高い

【短所】
・KELTYと比べるとファスナーの開閉がスムースではない
・スウェード部分が汚れと水ぬれに弱そう

――

総合バランスに優れている。軽量、コンパクト、シンプルながら、丈夫で疲れにくい、おしゃれ度も高く、まさにカジュアルデイパックの王様。デザインは良いが、機能面ではKELTYにいくつか劣る点がある。チャックの開閉が固め、内ポケットが貧弱、生地が布感のあるナイロンで埃汚れや水に弱そう、など


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