ホラー アクシデンタル 第2話「サンクチュアリ」

ホラー アクシデンタル 第2話「サンクチュアリ」についての記事です
・「私が思う話の内容」:話の真相、どのような意味が含まれているかを考えます
・「情想」:観ていて気づいたことや思ったことを話の流れに沿って書きます
・「タイトルの意味」:話の内容からタイトルの意味を考えます

主人公はサラリーマンの男です。

あらすじ

仕事帰りの主人公は、電車の駅のホームに向かっていた。

時間を確認し、駆け足でホームまで向かう。

しかし間に合わず、ちょうど電車は行ってしまったため、「間に合わなかったか~」という表情の主人公。

仕方なく次の電車を待つことに。

次の電車が最終電車のようだ。かなり遅い時間帯の帰宅である。

電車は行ったばかりで、次の電車が来るまでにはまだ時間があるようだ。

主人公はホームの待合室(室内)に目をやった。座って待とうかな、と。

待合室には女性が一人だけ座っている。

お酒でも飲みすぎたのだろうか、背もたれに寄りかかってだらしなく寝ている。荷物は無造作に置かれ、着衣は乱れ、股は大きく開いている。

待合室の外から女性に近づいて確認する主人公。

そのだらしない格好を見て、「マジか・・・」とつぶやく。

待合室のドアを開けて中に入り、女性に近づく。

「次、最終ですよ」

主人公が女に声をかけるが、女は深く寝入っていて、起きる様子はない。

主人公はさらに近づいて、女のだらしない格好をまじまじと観察する。

左肩は上着がはだけ、ブラジャーの肩ひもが覗いている。スカートなのに股は大きく開き、片方の靴は脱げかかっている。

「口紅、ここ置いときますね」

そう言って主人公は無造作に置かれたバッグからこぼれ落ちたとみられる口紅を床から拾い上げ、バッグの上に置いた。

女、起きる気配なし。

とここで、主人公のケータイに着信。(メール?)

ケータイを確認しながら、さりげなく女の向かいのベンチに座る主人公。

改めて女を正面から観察する。

そしてだらしなく開かれた股へと視線をやる。

スカートの中が見えそうだ。

思わず目が釘付けになる主人公。

そして周りを見渡してから、ケータイのカメラを起動し、下からスカートの中を盗撮しようとする。

カメラを構え、

「カシャ・・・」

と、フラッシュがたかれたのは主人公に対してだった。

カメラを構えたまま、えっ、と目を上げる主人公。

なんとそこには盗撮しようとする主人公の姿を逆写メする女の姿が。

あっけにとられる主人公。

ニタっと笑う女。

主人公の顔からさーっと血の気が引いていく。そして恐怖の表情へと変わる。

女は横を向き、駅員に目をやり、再び主人公へと視線を戻した。

そして言った。

「どうする?・・・」

終了――

私が思う話の内容

女は、主人公が盗撮しようとするのを待っていて、そこを逆に写メし、それを脅しに使った。

盗撮は犯罪であるから、それを利用して女は主人公から金でも巻き上げるつもりだったのかもしれない。

情想

黄色い待合室の横にある自販機に書かれている”GREAT SODA”、動画を観てて飲みたくなった。

ホームの向かい側にも同じような黄色い待合室がある。

女は深く寝入っているし、次は最終電車ということもあって主人公は女を放っておけなかったのだろう。

女の特徴を書こう。服装の名称とかには疎いので動画と照らし合わせてなんとなく分かってもらえればそれでいいです。

・白の薄い長袖に黒のスカート、長い黒髪にネックレス、白の長袖は左肩がはだけていてブラジャーの肩ひもが覗いている。
・胸が大きく、太ももが太く、左手は自分の太ももの上に、右手は隣の椅子についている。右手の中には赤い物体(携帯)がある。
・一方、右手と反対の左隣のいすの上には黒のバッグと上着が乱雑に置いてある。
・黒のバッグは口が開いていて、ペットボトルなどの私物が丸見え。
・足は開かれていて、両足ともにニーハイソックスを履いているが右足のほうだけニーハイソックスが少しめくれてひざが見えていてよりだらしなく見える。ニーハイソックスには穴も開いている。
・黒靴も中途半端に履いていて、左足はもはやかかとが地面に着いている。
・左足の横の地面には黒のバッグから落ちたと思われる物体(主人公曰く、口紅)が落ちている。
・右足の横の地面には地味な色のバッグがドサっと置いてあり、こちらは口はきちんと閉じている。
・主人公が写メを撮る時に携帯に写った画面から、今まで見えなかった女の右足付近が少し見える。
・右足の黒靴はきちんと履いているように見える。右足の先の地面になにやら黒っぽい物体が写っている。これはなんだ。
・冬だというのに女のこの格好は寒すぎるだろう・・・。

待合室の自動ドアの反射から、”八千代緑が丘・大手町・○○・中野方面 2”と読み取れる。

2は2番線(2番ホーム)、○○は”西○○”と書いてあるようにも見えるので、おそらく”西船橋”だと思う。

ちなみにあとで分かるが(最後の駅員さんが掃除しているシーン)、この駅は八千代中央駅(東葉高速線の駅、千葉県八千代市ゆりのき台一丁目)で、この駅の2番ホームは確かに”八千代緑が丘・西船橋・大手町・中野方面”である。

主人公のえくぼの深さハンパない。

シーンごとに女の特徴に変化がある。

違うところをいくつか。

①女の頭の位置が違う

これは主人公が「次最終ですよ」と言うシーンの前後で変わっている。

シーン前:頭を上げ、前を向いている。
シーン後:頭が右下に傾き、うなだれている。

②携帯を触る手

これは主人公が待合室に入る前と入った後で変わっている。

入る前:右手がただ携帯に触れているという感じ。
入った後:右手が携帯を持とうとしているような感じ。具体的に言うと、親指が携帯の側面に触れている。持とうとすればすぐに持てる態勢。

③白の長袖の裾

この変化の詳しい境目はどこか分からないけど、確実に言えるのは待合室に入る前と入った後の単体撮りのシーンで変わっている。入った後のシーンは主人公が座った後の単体撮りのシーンでしか確認できない。

入る前:普通
入った後:裾がめくれている
入った後の二回目の単体撮りのシーン(カメラが下を映していくシーン):裾が中途半端にめくれている

それぞれ三つのシーンともめくれ具合が違うように見える。ちょっと曖昧なところだけど。

④左足のニーハイソックスのかかり方

これは主人公が待合室に入ったところと、いすに座ったあとの女の単体撮りのシーンのところで変わっている。

入ったところ以前:ニーハイソックスはきちんと履かれていて、ひざが隠れている
単体撮りのシーン:少しめくれていて、ひざが見えている

⑤左に置いてある上着のかかり方

これも②と同様に、主人公が待合室に入る前と入った後で変わっている。

入る前:上着の片方の袖が垂れていすのしたに垂れ下がっている
入った後:垂れ下がっていない

他にも変化しているところがあるかもしれないけど、とりあえず目に止まったのはこれくらいです。

 


 

主人公のまぬけ顔が個人的にツボww

主人公、女の太ももに目が行きすぎて自分の太ももも開いちゃってるしw

悪いことをする前に周りを見渡すのは万引きの前触れと言いますからね。

女が駅員さんを見てから、主人公に「どうする?」と言ったところの解釈。

盗撮しようとした主人公の姿を写真に収めた女は、それを脅しの材料にして口止め料として金でも巻き上げるつもりだったんだと思う。

こういうふうに女が考えているようにうまくいって金が手に入るケースも現実的ではないけど、女はこれを生業(仕事)としてやっていたとも想像してみた。

ずっと寝たふりであの格好でいるのはきついと思うけど。

タイトルの意味

今回のタイトルは「サンクチュアリ」

サンクチュアリとは聖域という意。

今回の話でいうと、女のスカートの中のことを指すのだと思う。

聖域はやっぱり聖域なんだよ! っていうことなのかな。


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