ホラー アクシデンタル 第9話「心は孤独な狩人」

ホラー アクシデンタル 第9話「心は孤独な狩人」についての記事です
・「私が思う話の内容」:話の真相、どのような意味が含まれているかを考えます
・「情想」:観ていて気づいたことや思ったことを話の流れに沿って書きます
・「タイトルの意味」:話の内容からタイトルの意味を考えます

あらすじは省きます

主人公は中年の女性です

私が思う話の内容

お世辞にも容姿が良いとはいえない服装も地味な中年の女性(主人公,野嵜好美)にストーカーまがいの行為を続けるヘルメット男

その男の心の中は女を渇望していた

最後には自らの精子を小瓶に詰めて主人公に送りつけた

情想

野嵜好美来たー!!

トリハダ6の第三話「保身に必要な最低限の代償」と、トリハダ劇場版の第四話「理想と現実の相違から訪れる闇」に出演履歴がある。佐津川愛美や野間口徹と並ぶトリハダシリーズの顔といってもいい

主人公は仕事帰りかなにかか、オレンジの自転車でいつも家路に着く

自転車を止め、降りるシーンで、「注意~」の案内板がピントはぼやけているが画面に写っている

読み取れと暗示しているのか。しかし読み取れない

青ジャケットにヘルメット完全装備のこの男はヘルメット男と名づけよう。ヘルメットをかぶっているのは顔を見られたくないからだと思う

主人公の投函箱は一番右上からみて斜め左下、つまり上から二段目の右から二番目、201号

買い物袋は青の文字で書かれているレジ袋。どっかで見たことあるような。でも思い出せない

青といったらコンビニではローソンか

買い物袋の中身は、オレンジ色のパッケージのペットボトルが見えるからこれは”いろはす 温州みかん”だろうか

あとはカップ麺らしきものも見える

投函されていた名刺サイズのチラシを詳録してみよう

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090-392-1029

ここで重要なのは”女性スタッフ募集中”というところと、”090-392-1029″というところ

もしある程度の規模で歴史があるお店であれば、店の固定電話の番号を載せているはずだ

しかし携帯電話であるなら、この店には物理的店舗があるのかどうかさえ怪しいところだ。こういうジャンルにはオフィスを持たない出張形態のお店もあるだろうから

となると、繰り返しになるが、”女性スタッフ募集中”というところと、”090-392-1029″というところから考えるに、このお店は開店してまもないか、またはまだ開店準備段階かということが考えられる

そして店員はまだオーナー一人か、またはオーナーとそのほか少数の従業員(人妻)しかまだいないとも考えられる

しかし今回はここで終わりではない。下記するから忘れないようにね

二回目に入る

電車の色は青とオレンジだが、何線かなんてこれは地元の人でないと分からない

今回のチラシには「ストロベリーリップ」と書いてある

主人公の舌打ち恐い。女の舌打ちってこんな感じ!?

「広告物等の投函はご遠慮下さい。」という注意書きは主人公の投函箱に限らず、このマンションのほぼ全ての投函箱に貼ってある

三回目――

今日は小瓶が入っている

ヘルメット男はどうして主人公の投函箱が201だと分かったんだろう

セレンティビティなものも見当たらないし、以前に去ったあとにこっそり覗いていたとか

小瓶の中には白い液体が入っていて、傾けたときにどろっとしていたから粘性の白い液体だと思われる

そして瓶の裏底に「俺の」とご丁寧にも書いてあるから、これはもう完全にヘルメット男の精子でしょう

主人公が急いで去ったあと、主人公の投函箱の扉だけが閉まりきってなくて突出しているところが地味にいい。小瓶とともに取り残された感が漂う

と、ここでオムニバスは終わりなのだが、謎な点を整理してみよう

①主人公とヘルメット男が三回も逢着するのは偶然か
②ヘルメット男は何者か
③なぜ男は精子を送りつけたのか

①に関しては解明しようがないのでパス。ちなみに私は、ヘルメット男の狼狽ようからに偶然だと思う

②と③は一緒に考えていこう

男の行動は、女性を募集するチラシの投函から最後は小瓶の投函というきわめて一貫性のある行動だと思う

順序が逆になって申し訳ないけど、

男は見知らぬ女性、それも容姿のさっぱりしない中年の地味な女性に精子を送りつけるということは、それほど男は女に興味があり、そして女に困っていると考えられる

地味な女性にも性的興奮を得られ、ストーカーまがいの行為までこなせるほど男のストライク範囲が広い、つまりより女に興味があるということであり、

彼女がいたらあんな行動はしないだろう、というところから男は相手する女がいなくて困っているということでもあるのではないだろうか

これで③は説明がつく

だが個人的に重要なのは②のほうだ

ヘルメット男は何者か

もちろんモテない男ではあるんだけど、先ほど少し考察した点をもう一度見てほしい

――”女性スタッフ募集中”というところと、”090-392-1029″というところから考えるに、このお店は開店してまもないか、またはまだ開店準備段階かということが考えられる
そして店員はまだオーナー一人か、またはオーナーとそのほか少数の従業員(人妻)しかまだいないとも考えられる――

結論から言いますね

この男はお店など持っていない。自分があまりにモテないからお店を装って女の子とヤリたいと思ってチラシを配っていたのだ

私はそう思いました

面接と装えば喫茶店→ホテルの流れで、物理的店舗が存在しないことは問題にはならない

あの小瓶と”女性スタッフ募集中”のチラシがつながり、意外にも電話番号が一番の決め手になったのだ

実際にこういうことありそうだし、なかなか巧妙で上手いやり方だと思う

タイトルの意味

今回のタイトルは、「心は孤独な狩人」

どういう意味だろうか

①狩人をヘルメット男だと考えてみる

なぜ狩人なのかは、男が女とヤリたいと思っていたから

しかし孤独である

だがこの解釈だと”心”はなにか、という問いには答えられないようだ

ということで↓の②の解釈を主としたい

②心は人間の心、その心とはとりわけ”ヘルメット男の心”だと考えてみる

「心は孤独な狩人」のタイトルの元は、カーソン・マッカラーズというアメリカの女性作家が書いた処女小説

その小説は、社会に順応できない人間や排除された人間の魂の孤独を探究した内容になっている

カーソン・マッカラーズが探求の末に何を思ったかは読み手の想像に委ねられることになりそうだが、物語の後半である男性がピストルを持って自殺するシーンがある

その原因はおそらく自分という存在を認めてくれる誰か、ではないか

つまり、人間の心というのは孤独な狩人の如く何かしらの獲物を求めている

今回でいうと、ヘルメット男の心は“女とヤリたい”という獲物を求める孤独な狩人なんだろう


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コメント

  • 意味が分からなかったので 検索してこちらに来ました。
    瓶の中身は精子だったんですか!
    丁寧な解説をありがとうございました。

    by green 2019年7月13日 17:09

  • めっちゃ前の記事にコメントを残すけどとってもいい考察ですね。
    主人公のロッカーの場所の特定法は多分入れた名刺みたいのを捨てたかどうかで判断してると思った。
    主人公が家に入ってからもう一度もどって全てのロッカーをみて名刺がないロッカーが主人公のロッカーだと特定するみたいな感じかなと思った

    by たこ 2019年1月31日 15:11

    • コメントありがとうございます。
      なるほど、ロッカーの場所の特定法についてはそこまで考えが及びませんでした。素晴らしい考察をありがとうございました。

      管理人

      by Myus 2019年2月6日 10:30

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