〈2018年 9月〉
【8日】大塚 みや穂
Dete:2018年9月8日
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友人とおそらく初めての大塚で夕食。
↑ 今回は日本料理「大塚 みや穂」。
↑ お通し
↑ 鮮魚盛り合わせ 五点盛り
↑ 醤油が二種類あるのは面白い。
↑ 無花果 白和え
冷たくてさっぱりしていていい。いちじくが美味しい。
↑ 炙りタコとトマトのアンチョビソース
↑ 和牛コロッケ ~卵黄ソース~
↑ 鳥団子と根三ツ葉の出汁煮
↑ 炙りがっこチーズ
↑ 本鮪 ホホ肉 レア・ステーキ
↑ 黄金生うに飯
これは贅沢だ。生うにと海苔、海の香りがすごい。
↑ ほうじ茶プリン
メニューにはない甘味。ほのかな茶の風味と濃厚でありながらもさっぱりとしたミルクプリンがとてもいい感じ。個人的に一番お気に入りのメニュー。
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ほうじ茶プリンといい、所々に非凡な魅力を感じたお店だった。ポテンシャルがありそうなので機会があればまた行きたいと思った。
評価
日本料理「大塚 みや穂」は、20点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
【10日】八天堂 / 初めて食べた名物クリームパンに衝撃
Dete:2018年9月10日
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職場の方のお土産から初めて八天堂のクリームパンを食べる機会があった。
私は小倉と定番のカスタードを頂いたが、カスタードがめちゃくちゃ旨くて驚いた。
その味が忘れられず、その日の夜八天堂でカスタードのクリームパンを衝動買いした。
ふわふわでやわらかなパン生地、くどさのない上品な甘さのカスタードがたっぷり。最初一口食べたときは久しぶりに驚きの美味しさだった。
八天堂、覚えておこう。今度は気になっている生クリームも食べてみたいと思った。
評価
パン「八天堂」は、50点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
【18日】
Dete:2018年9月18日
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25回目 / カフェ ムルソー
今日は友人との夕食があるが、それまで時間があるのでカフェでゆっくりしようと思った。場所は浅草だった。そこでおよそ一年ぶりとなる久しぶりのカフェ ムルソーだ。
いつもはいちごのショートケーキを予約してから行くのだが、今回は予約なしで行った。
いちごのショートケーキは売り切れだったので、ケーキセット(ティラミスとフランボワーズのケーキ、紅茶)を頼んだ。
フランボワーズのケーキは固めで甘め、ティラミスはココアの苦みとクリームの甘みの調和がよかった。
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その後、歩いて入谷にある天ぷら 大塚に向かったのだが、ちょうどこのときの浅草は猛烈な雨の時間帯に当たり、傘をさしても靴と下半身はびしょぬれになってしまった。ものすごい豪雨が一時間以上ずっと降っていて、びしょぬれになりながら20分ほど歩いたのはなかなかの思い出になった。
天ぷら 大塚
↑ 「天ぷら 大塚」
このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。入谷駅から少し歩いたところにあって周りは閑静な雰囲気だ。
店内は大将一人で回せるほどの小ぢんまりとした空間。清潔感があり、江戸前で大人の雰囲気。大将一人で天ぷらを揚げながらお客との会話にも応対している。
先付、刺身、天ぷら 数品、お食事、デザートのBコースでお願いした。
↑ 刺身は昆布じめのお魚や、いか、マグロなどがあり、鮮度はもちろんのことどれも洗練された味わいで非常に美味しかった。特にいかやマグロトロは絶品だった。
天ぷらで特に印象に残っているのはキスと穴子。キスは身がふわふわで極上、穴子は濃厚な味わいで天ぷらとの相性がばつぐんだった。また最初に出てきたえびの殻は香ばしかった。
お食事は天丼と天茶を選べる。このときの周りのお客さんたちは皆天丼を頼んでいたが、私たちは好みで天茶を選んだ。
かき揚げにはしらうおなどが入っていて、上品で控えめなだしとかき揚げの油の甘みがご飯によく合う一品だった。
お腹のぐあいもちょうどよい。デザートはパイナップルのシャーベットだった。
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大将は丁寧な仕事ぶりで、真摯に天ぷらに向き合っている様子が印象的だったが、お客と笑顔で楽しそうに会話しているのを見て人当たりの良い江戸前料理人だなと思った。料理もさることながら、大将の人柄に惹かれて来る常連さんも多いのだろう。大将は築地移転で仕入れが不安定になることへの不安や自身の生い立ちなどを気さくにお話してくれた。
入谷という落ち着いた場所でしっぽりと美味しい天ぷらを頂くことができた。
評価
「天ぷら 大塚」は、30点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
この後上野に行き椿屋珈琲店 上野茶廊で軽くお茶して帰った。さすがにケーキは食べなかったが。帰る頃には雨はあがっていた。
【22日】チョウさんと半日遊び
Dete:2018年9月22日
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今日はチョウさんと半日遊ぶ予定になっている。昼食は私の希望でラーメンにすることにした。
らぁ麺 すぎ本 / トッピングのクオリティも高し
昼前に鷺ノ宮駅で待ち合わせし、「らぁ麺 すぎ本」に向かった。
↑ 「らぁ麺 すぎ本」
開店11:30の30分前に着いたときにはすでに三人並んでいた。開店したときには私たちを加えて10~15人ほどの行列になっていた。
個人的にラーメン店はおろか、ラーメン自体を食べるのも半年~1年ぶりのこと(普段の主食はお米のため)。とても久しぶりなので、ビブグルマンのラーメンを食べるのをとても楽しみにしていた。カウンター席しかないお店だと思い込んでいたが、テーブル席も3席ほどあり私たちはそのテーブル席へ案内された。
「らぁ麺 すぎ本」、このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。一番人気は「醤油 特製らぁ麺」。私たちもそれを注文した。後になって、二人いるのだから醤油と塩を頼んでシェアしたほうが良かったなと思った。
↑ 醤油 特製らぁ麺
複雑で滋味深いスープにほどよく麺が絡む。
特筆すべきはトッピングの美味しさ。メンマ、ワンタン、豚チャーシュー、鶏チャーシュー、味玉、全てがさすがという美味しさ。そしてトッピングを麺と一緒に食べるとなお良く合う。中でも鶏チャーシューは柔らかくプリプリで印象に残った。
↑ 名古屋コーチン卵かけご飯
チョウさんが頼んだのを少しもらった。
評価
「らぁ麺 すぎ本」は、30点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
私たちが退店したときは外に5~10人ほど並んでいた。
この後新宿に行ってビリヤードをしたりバッティングセンターでバットを振ったりして汗を流した。20回ほどバットを振っただけで筋肉痛になるとは……。
豊栄 / 期待を裏切らない美味しさ
夜は茗荷谷の中華料理「豊栄」。駅から10分ほど歩く。途中筑波大学を見つけたチョウさんは校門の前で写真を撮ってと興奮した様子だった。
↑ 中華料理「豊栄」
このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。
人気店のため私たちは1部 2時間制での予約だったが、このお店はサーブも早くスピーディーに食事ができるので2時間で十分という感じだった。2800円のお試しコースにして、他に食べたいものがあればアラカルトで追加することにした。このお試しコースは値段の割にお得だと思う。
↑ 前菜3種盛り合わせ
私は漬けのお刺身が特に気に入った。チャーシューは固めに仕上げられている印象で噛みごたえがあり、チョウさんはチャーシューが美味しいと言っていた。まあ基本的にチョウさんは肉好きだから。
↑ 蒸し鶏のねぎ油ソース
私好みの味付けでとっても気に入った一品。柔らかくてジューシー、ソースとも非常に調和がとれていて全てに無駄のない美味しさ。
ちなみにお試しコースではこの蒸し鶏のねぎ油ソースか四川名菜よだれ鶏のどちらかを選ぶのだが、どちらも素材は一緒でソースが違うだけのようだ。よだれ鶏は辛く、ねぎ油は辛くないのでこれを選択の決め手にすればよいかと思う。なおチョウさんがどうしてもよだれ鶏を食べたいと言ったので、私たちは後でよだれ鶏を追加注文することになる。
↑ 海老とマコモ筍の豊栄醤炒め
このお店の看板メニューの一つ。絶妙な炒め加減で水分を含んだ野菜とマコモ筍、ジューシーで食べごたえのある海老がカレースパイスにも似たスパイシーで濃いめの味付けにとてもよく合う。思わずうなる美味しさ。素晴らしい!
↑ 気まぐれ 1品から 黒酢の酢豚
上手く写真が撮れていないのだが、もちっとした個性的な食感と形の豚、類を見ないほど濃度の高いどろっとした黒酢のソース、これはパンチがある。それでも日本人好みの味付けにまとまっている。
↑ 選べる一品、麻婆豆腐か気まぐれ麺から、気まぐれ麺を選択。今回は海老ワンタン麺。
麺は春雨、しっかりした海老ワンタン、スープが美味しく春雨麺との相性もいい。
ここからはデザートを除きアラカルト追加注文となる。
↑ 四川名菜よだれ鶏
鮮やかな見た目、本格的に辛そうだ。唐辛子の辛さとしびれる辛さの花椒のダブルの辛さがかなり強い、その中にも素晴らしき鶏の旨味、味わい、食感。ここのよだれ鶏は個人的に一番好みだ。
↑ えび入りパクチー焼売
もちっとした高めの粘度にえびとパクチーの風味が印象的な一品。しっかりと味がついているので、お店の勧め通り何もつけずに食べるのがいい。
↑ 冷やし担々麺(季節限定)
色々な具材が入っていて複雑な味わい、カシューナッツやパクチーのアクセントが良い。スープは酸味が強め。
↑ コースのデザート 烏龍茶のジェラート
興味をそそるジェラートだ。一瞬チョコかと思うくらい似た味わいで、ほどよい渋みがある。斬新な一品だが完成度は高い。
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このお店は良心的な価格で、美味しい中華料理をリーズナブルに頂けるのが最大の特徴だと思った。チョウさんは中国人向けというより日本人好みの味付けだと言っていた。
個人的には好みの味付けの料理が多く、どの料理も基本的にレベルが高い。なお、多くの料理にパクチーが使われているので(といってもほどよいアクセントになる程度)、苦手な方は事前に伝えておいたほうがよい。
特に気に入った料理は蒸し鶏のねぎ油ソース。また、濃いめの味付けではあるが海老とマコモ筍の豊栄醤炒めもうなる美味しさで印象的だった。まだまだ食べていない料理も多く、期待の高いお店なので、またいつか再訪したいと思った。
評価
中華料理「豊栄」は、60点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
散歩がてら、串揚げ「伊佐」(ミシュランガイド東京2018 ビブグルマン)も見に行った。
都内で唯一の串揚げのミシュランだ。
本駒込から帰ってもよかったのだが、満月の涼しい夜だったので駒込まで歩いて電車に乗り、そこでチョウさんと別れて帰った。
〈2018年 10月〉
【13日】炭火焼鳥 そかろ / 久しぶりに体感する焼き鳥の世界
Dete:2018年10月13日
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友人と久しぶりの焼き鳥を食べに行った。初めての護国寺だ。
↑ 「炭火焼鳥 そかろ」
このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。ミシュランの焼鳥は初めてだ。
小さなお店で、席のほとんどはカウンター席。今回は前菜や焼き鳥に加え鶏スープやお食事が付く「そかろコース」にした。
↑ お通し
レバーペーストはパサパサしてなくて好みの味付け。なかなか気に入った。
↑ サラダ
みずみずしい。ペコリーノチーズがかかっている。
↑ 鶏のお刺身
鶏むね肉の昆布締め、レバー、砂肝。レバーは臭みがなく、砂肝はコリコリの食感でお刺身で食べてもなかなか良い。
ここから串がスタート。
↑ 鶏ささみ
パサパサしていなくて柔らかい。レベル高し。
↑ ねぎま
↑ 鶏もも(皮つき)
ジューシーで柔らかなもも肉と鶏皮の脂が絶妙にマッチする絶品。タレの味付けもさりげない。これは最高におすすめ。
↑ レバー
これまでの私の焼き鳥のレバーのイメージはよく火を通しパサパサした食感、というものだった。しかしこのお店のレバー串は柔らかく中はとろけるような食感でパサつきがない。美味しいレバー串とはこういうものなのかと思い知らされた。
↑ 銀杏
↑ 厚揚げ
↑ つくね
さすがの一品。
ここから追加の串。
↑ ハツ
ほどよい噛みごたえの食感に絶妙な塩加減で個人的にかなり気に入った。
↑ ズッキーニ
溢れ出るみずみずしさがたまらない。
↑ 鶏きんかん(卵巣)
初めて食べたが部位によって食感が異なるのが食べてて面白い。とろとろしていない黄身のような感じで、濃いめの味付けだった。
お食事は親子丼か鶏雑炊を選べる。私は親子丼にした。
↑ 親子丼、鶏スープ
親子丼は濃いめの味付けで水分たっぷり。
卵の半熟部分はご飯に染み込んで卵かけご飯のようになっている。
↑ カウンター席の隣の男女のお客さんは常連で、単品でレバーペーストを頼んでいたのに乗っかって私たちもこの気に入ったレバーペーストを追加注文した。
――
落ち着いたお店で大将は若くもくもくと焼き鳥を焼いている。それを眺めながらカウンター席でしっぽり食事するのがこのお店の楽しみ方であろう。
焼き鳥のクオリティはかなり高い。鶏は柔らかくジューシーでパサパサしていない。内蔵系や野菜の串も気に入る人は多いだろう。もっとも私がこれまで焼き鳥にそれほど明るくないということもあるが、このお店の焼き鳥は素晴らしいものであった。個人的に気に入った品は、レバーペースト、串ではささみ、鶏もも(皮つき)、レバー、ハツ、ズッキーニなど。
評価
「炭火焼鳥 そかろ」は、40点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
【16日】笄軒 / RHAトライアングルにある驚くべきクオリティの洋食屋
Dete:2018年10月16日
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兄と広尾で夕食。お店選びに際して、兄の第一希望は洋食、第二希望はカレーだった。そこで広尾駅から近い洋食「笄軒(こうがいけん)」にした。
広尾にはなかなか来る機会がなく、今回で二度目。RHAトライアングルの一角である広尾に来ることができてうれしい。
↑ 洋食「笄軒」
このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。
店内は赤を基調としたおしゃれで落ち着いた空間だ。
↑ 兄が注文の「ハンバーグステーキ デミグラスソース」
見た目でもう食欲をそそる。まだ切る前から肉汁が溢れ出ており、兄はハンバーグにナイフを入れる瞬間を動画に撮るほどだった。最初の一口で驚きの美味しさ、肉肉しいとはこのことだ。
ややレアで柔らかでありつつもガツンとくる肉肉しさ、そして肉の旨味が口いっぱいに広がる。さりげない引き立て役のデミグラスソース。間違いなく今まで食べてきた中でトップクラスのハンバーグステーキだった。
そしてこのハンバーグをライスと一緒に食べるとさらに最高になる。サーブされたらすぐに熱々のうちに頂きたい一品だ。
↑ 私が注文の「とろとろ玉子のオムハヤシ」
きれいで鮮やかな黄色のとろとろ玉子が見た目にあって、ハヤシルウの食欲をそそる匂いのWパンチでインパクトが大きい。ハヤシルウは酸味控えめで万人向けな印象。とろとろ玉子は軽やかな口当たり。
――
広尾という立地にあって価格帯は高めの洋食屋だが、味は間違いない。今回はこの二品だけだったが、他にもポークカツレツやビーフシチューなどもありメニューは豊富。
個人的にはオムライスとナポリタンが好きなのでいつか食べてみたい。ナポリタンの上にとろとろ玉子が乗っかった「オムリターノ」も個人的に気になる。
評価
洋食「笄軒」は、●60点です。 →〈評価一覧〉
一回行ったことでむしろこのお店に対する期待値が高まったのでリピートクラスに認定する。さすが広尾!
美味しかった~!
【20日】すし処 志げる / 落ち着いた雰囲気で美味しいお寿司を
Dete:2018年10月20日
――
友人と夕食。前回、入谷に行ったとき同様雨が降っていた。入谷のときは豪雨だったが。
今回は久しぶりのお寿司。
↑ 曙橋駅近くにある「すし処 志げる」
店内はカウンター席(7席程度)のみのとても小ぢんまりしたお店。無駄な装飾などなくシンプルな内装、清潔感がある。大将の調理場がよく見えるオープンな作り。このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。
私たちが行ったのは開店直後で、そこから小一時間ほどは他にお客さんは来店せず静かな雰囲気でお寿司を頂くことになった。大将が気さくな方で築地移転の話や時事など色んな話題について会話が弾んだ。
今回は、おまかせコースを頂いた。
↑ 先付
↑ お造り 三種
↑ 蒸し寿司
確かクエだったか? ほぐれるようにやわらかく温かいシャリが印象的。丁寧で繊細な仕事ぶりが伝わってくるような一品。
↑ ぶり漬けおろし(非正式名)
ほどよく脂の乗った上品なぶり、絶妙な醤油加減、さりげない大根おろしとかなーり私の好み。繊細で絶妙の一品。友人も思わずうなりが止まらない。
↑ 本ししゃも(オス)
干したものではないので身が柔らかくふっくらしている。これほど柔らかいししゃもは初めて食べた。香りもかなり高く、尾びれは香ばしい香りに包まれている。今まで私が食べてきたのは全部本物のししゃもではなかったのか…?
↑ あら炊き
確かクエだったか? 魚から良い出汁がとれたスープは繊細な味わい。大根はその旨味を存分に吸っている。魚の身は淡白で脂の乗った部分もある。
ここから握り。
↑ いくら
新鮮でみずみずしく弾けるいくら。海苔は軽めだが味が濃い。もちろんパリパリ。
↑ いわし
さすが青魚でトップクラスの脂の乗り。まろやかな味わい。
↑ うに
濃厚な磯の香り、それは食べたあともしばらく口の中に残るほど。
↑ トロタク(非正式名)
まぐろのたたきの中にたくあんが混ざっている。
↑ 最後は、穴子と玉子
穴子はさすがの存在感、カリッと香ばしく上品ささえ漂う。玉子はしっとりなめらか、食感などは普通のレベルを軽く超えている。甘めの味付けで、友人曰く最後は甘めの玉子で〆る、つまりこれにはデザートの意味があるとのことでかなり感心していた様子だった。
――
ガリはかなり辛味も強く、よくある甘めのガリとは対照的なものだ。好きな人にはたまらないだろう。
おまかせコースは1時間半ほどで終了する感じなので、スピーディーな食事となった。
振り返ってみると全体的に丁寧な仕事ぶりが料理に反映されている印象だった。和食らしくシンプルかつ繊細な料理の数々が頂ける。
個人的にはぶり漬けおろし(非正式名)が一番好みの一品であった。
席数少なく小ぢんまりした店内、一人の大将、距離も近くかなり落ち着いて食事ができるお店だった。
評価
「すし処 志げる」は、50点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!
【27日】オステリア ダ カッパ / さすが銀座と言わしめるイタリア料理の名店
Dete:2018年10月27日
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友人と夕食。今回は銀座だ。
銀座で食事は初めてかも。土曜日ということもあり銀座はとにかく人が多い。特に外国人観光客。一つ路地に入れば所狭しとお店が並ぶ。改めてすごいな、銀座は。
↑ イタリア料理「オステリア ダ カッパ」
今回のお店は銀座七丁目交差点の近くにある。ビルの5階にあり表からは目立たない。このお店はミシュランガイド東京2018 ビブグルマンに選出されている。特に魚介類がおいしいとのこと。
↑ 本日の鮮魚のカルパッチョ サラダ仕立て
炙り魚の風味と柔らかい身が印象的な一品。
↑ 丸ごとサンマのコンフィ こがしバター ケイパーバルサミコソース
骨も柔らかく食べられる秋旬のさんま、下敷きのものも含めて、なんと言ったらいいか、とにかく美味しい。完成された一品だ。
↑ 濃厚ブッラータチーズ フルーツトマトと巨峰のソース
常連さんに人気という一品。巨峰とは面白い。中身はボワボワとろとろのチーズ、このとろとろ食感の魅力がじわじわくる。友人も思わずうまいと舌を巻いた。ぜひ頼むべき一品。
↑ 北海道生ウニと生のりの冷製バベッティーネ(トマトベース)
ハーフサイズにしてもらった。上の写真はハーフサイズをニ皿に取り分けてもらったもの。
↑ 特徴ある平べったい麺、生ウニと生のりの調和がいい。磯の香りが口いっぱいに広がる。
↑ アワビ入り魚介のラグー スパゲッティ(オイルベース)
ハーフサイズで注文。上の写真はハーフサイズをニ皿に取り分けてもらった内の一皿。
↑ 仔羊100%ハンバーグ 焼き野菜添え トリュフがけ
店員さんのすすめでトリュフをかけてもらった。
とても肉肉しい、仔羊100%のハンバーグを食べれたのは貴重な体験だった。トリュフ(きのこの一種)はこんなに薄く削っているのに芳醇なマッシュルームのような濃厚な味わいだった。
↑ カタラーナ ラム酒の香り
表面はカラメルのほろ苦さがあってその下はなんとやわらかアイスになっている。さながらアイス クリームブリュレのようだった。おすすめの一品。
↑ ラッティンピエーディ カルダモンの香り。
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銀座という場所にあってか、料理のクオリティはさすがといったところ。特に前菜はどれもよかった。
料理は高めの価格帯。店内はおしゃれで上品な雰囲気があった。パスタがハーフサイズに対応可なのがうれしかった。
評価
イタリア料理「オステリア ダ カッパ」は、50点です。 →〈評価一覧〉
美味しかった~!