前半部分[一回目の更新]
春の選抜高校野球。毎日楽しみに観てます。ここまで一回戦全て観終わりました。これから二回戦、録画で後追いします
注目の選手
・東海大菅生の勝俣翔貴のバッティング。非常にパワーヒッターなので楽しみ
・米子北高校 井田嘉楠のバッティング、逆方向に打ってよし、引っ張ってよし、米子北は常総学院に1-12で敗れたが、井田は5打数4安打(一死球)の活躍
・浦和学院の4番 山崎滉太。選球眼が良いうえに、甘い球は必ず見逃さない。相手バッテリーがおののく強打者
・県立岐阜商業のエース 高橋純平。スピードもキレもあるストレートが武器。コントロールもいいので常にストライク先行で優位にピッチングが進める。落差の大きいカーブがうまく使えればストレートもより活きる
・浦和学院(埼玉) の荒木裕也。この選手はとにかくチャンスにめっぽう強い。4番の山崎滉太とこの荒木裕也が浦和学院の支柱であり、生命線
感動した場面
・一回戦、常総学院 対 米子北の試合、8回裏、それまで0-12だった米子北が意地の一点を返した場面
・健大高崎(群馬)の礼儀が一番丁寧で気持ちがいい。ピッチャーは、審判からの変球に対して毎回必ず一礼をする。試合が終わったあともすべての選手が関係者に一礼する
名勝負
・一回戦、浦和学院(埼玉) 対 龍谷大平安(京都)。一昨年の選抜覇者であり去年の神宮大会準優勝の浦和学院と、去年の選抜覇者 龍谷大平安の注目の一戦。この試合の勝者がおそらくベスト4以上にいくだろうと予想される優勝候補同士の一戦は、五回を終わっても0-0で非常に引き締まった試合展開になった。6回の表、浦和学院は4番の山崎滉太がヒットを打って2アウト3塁のチャンスを作った。ここで注目のバッター、昨年の神宮大会で15打点を記録したチャンスに非常に強い荒木裕也と、平安バッテリーが名勝負を繰り広げた
後半部分[ニ回目の更新]
だいぶ更新が遅くなりましたが、春の選抜高校野球最後の更新です
感動した場面
・決勝戦 東海大四(北海道)対 敦賀気比(福井)。東海大四がどうして点を取られないか。驚異的に守りが固いわけではない。ピッチャーの大澤は驚くほどスピードやキレがあるわけでもない。それに再三ランナーを背負ってピンチを迎えることが多い。なのにどうして、気がつけばいつも点を取られずに接戦をモノにして勝ち上がってきている。決勝戦、4回裏、相手の敦賀気比の攻撃、フィルダースチョイスが二回もあってノーアウト満塁。絶望的なこの状況でも、東海大四は粘りの守りを見せる。選抜高校野球、一回戦から見ていても、東海大四の驚異的な粘りの野球は相手の度肝をぬく
名勝負
・二回戦 静岡 対 木更津総合(千葉)の試合。両者ともに一回戦は相手に先制点を取られてからの逆転勝利だった。両者とも後半型で、相手に点をとられてからギアが上がる。序盤は静かな立ち上がりだったが、3回裏に木更津総合が一点先制した直後の4回、やはり静岡は反撃ののろしを上げた
・二回戦 健大高崎(群馬) 対 天理(奈良)。6回まで1-0のロースコアだったが、7回表に天理が1点を取って同点に追いついた。しかし直後の7回裏、健大高崎の攻撃、1アウト2塁3塁、バッターが一塁方向にゴロを打った。ゴロを捕球したピッチャーは3塁ランナーが走らないかを最後まで確認したあとファーストに投げたが、ピッチャーがファーストを向いて3塁に背を向けた瞬間、3塁ランナーがホームへダッシュした。健大高崎は機動力が持ち味だが、健大高崎の青柳監督は機動力についてこう語った。「盗塁だけが機動力ではない」
・準々決勝 浦和学院 対 県立岐阜商。4回裏、浦和学院の攻撃、2アウトランナーなし、バッター山崎滉太。県岐阜商の高橋純平と、浦和学院の4番 山崎滉太の注目の対決。ランナーなしということで純粋な戦いが見られる。この対決にはエース 高橋純平も力が入る。ストレートに目を慣れさせないために一球目二球目はカーブでストライクを取りにいくが外れてツーボール。三球目は外にストレート、四球目はインコースにストレート、これでツーボール ツーストライク。五球目、高橋は三振を取りに高めにストレートを投げるがファウルにされる。六球目、スプリットで落としたが、見極められてフルカウントにまでもつれこんだ。この対決はなかなか見ごたえのあるものだった