オカルトとは本来、神秘的,超自然的という意味だが、そこから派生して「超常現象」という解釈がなされた
「超常現象」――
それはどこに転がっているかは分からない
なにを超常現象ととるか、それも人それぞれの解釈になるだろう
しかして私が強く思うこれぞ超常現象だ、というオカバナが今紹介しようとしているものだ
今まで数多のオカバナを読んできた私だが、これより超常現象を強く感じた話はおそらくないと思う
まさに「キングオブ超常現象」といえる話なのだ
少し違和感があったり不可解に思った日常、デジャヴ、案外身近なところに、オカルトは存在しているのかもしれない
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小学校の夏休み、
読書感想画(本を読んで、それを絵にする)の教室に行った。
読む本の題材は、「ごんぎつね」と、「イワンのばか」というやつで、それぞれ好きな方を選んで絵を描いていくものだった。
絵に自信がある私は「イワンのばか」の絵を力いっぱい書き上げた。
書き上げて優秀賞を先生が決めることになり、私は見事最優秀賞をゲットした。
「ごんぎつね」の作品としてだった。