西日本の旅32日目(11/5)

別府湯の宿ゆるりをチェックアウトしてバスで鉄輪温泉まで行く

そこからはどうするかまだ決めてない

↑最寄りのバス停「湯の森」

思い出せば昨夜、宿も決まらぬまま雨の降りしきる暗い夜道を歩いていたけど、偶然通りがかって見つけた湯の宿「ゆるり」

これぞぶらり旅

事前に予定を立てないから苦労するときもあるけど、行き当たりで体験する事はまた格別

心に深く残る。そして湯の宿「ゆるり」はこれまた良い宿だった

鉄輪温泉/喫茶「保月」(ペペのおみせ)

ペペのおみせで仲良くなった小倉町自治会の会長さんが明礬温泉まで連れてってくれた

鉄輪温泉に着いてからはとりあえず朝食を食べようと思って、ふと思い出した喫茶店に行ってみることにした

喫茶「保月」

またの名を、

ペペのおみせ

コーヒーとトーストを頼む

さあ食べよう

・・・と言いたいところなのだけど、実はこのあとお店の人とお客さんとで話が盛り上がってしまって、

それでなりゆきでお客さんの車に乗せてってもらって明礬温泉に行くことになったのです

だからこのお店の評価を考えるのを忘れてしまって、料理の感想もメモってなかったので評価は忘れましたということで。ごめんなさい

↑コーヒー

↑トースト

それで先ほどの話の続き、

車に乗せてってくれるそのお客さんというのが小倉町自治会の会長さんで、明礬温泉まで案内してくれることになった

明礬温泉に行く前にひとつ寄り道を。会長さんがぜひ連れて行きたいところがあるそうだ

照湯温泉に寄って色んなお話を聞くことができた

会長さんに案内されて着いた所がここ

↑ん?

↑ここはなん?

その正体はもちろんこれですよ

照湯温泉[てるゆおんせん]

小倉地区の歴史ある共同湯だ

中に入ってみよう

↑ここには男女別に湯が2つあるんだけど、内一つの湯の浴槽は江戸時代の歴史ある石組浴槽なのだ。だから日替わりで入る湯舟が入れ替わる

ちなみに今日は石組浴槽は女湯なので次の時にまた来よう

ここは共同湯と行っても立派なほうで、温泉の人が常駐しているし料金も別府の一般的な共同湯の2倍の値段の200円

親切にも温泉の人が歴史ある石組浴槽を写真に撮ってきてくれた

↑人が入っていたので一部手で隠しているけど、なんとなく石組浴槽がどんなものかわかっただろう

照湯温泉では温泉の蒸気で作った温泉の卵も売っているということなのでさっそく食べてみよう

↑外見はこんな感じ

↑白身も殻と同じ色をしている

↑温泉の卵の断面図

また照湯温泉には来るからということで、さあ明礬温泉へ行こう

ついに明礬温泉に来る時が来た

明礬温泉/明礬湯の里・明礬温泉「湯の里」

山あいの「明礬温泉」に到着!

明礬温泉[みょうばんおんせん]

別府八湯の中でも一番山奥に位置し、そこから湧く湯も強烈な特徴をもつ

硫黄泉がメインで、中にはPH1.9の強酸性泉もある

明礬温泉一帯が卵臭い硫黄臭に包まれ、明礬に住めばお金の色が変わり、家具が真っ黒(硫黄のせい)になるといわれる

観光などで明礬に何日か滞在したあとでは、服に硫黄臭が付きなかなか臭いがとれない。私の場合は3日間滞在でその後2週間は服の硫黄臭が取れなかった

四方を山に囲まれた非常に小さい温泉地で、ちょっと登れば明礬温泉がすっぽり見渡せるほどの規模

シンボルは特徴強い硫黄泉を湧き出す山の地を利用した「湯の花」と、コンクリート橋の中では日本一の長さを誇る「明礬大橋」

会長さんには湯の里で降ろしてもらった

↑は明礬温泉のメイン道路(国道500号)

↑そしてこれが明礬湯の里

現代風の建物と昔風の建物が並んで建っている

明礬湯の花の小屋を見学する

さっそく湯の花を見てみよう

↑これが湯の花

↑湯の花とはの案内板

湯の花とは、温泉成分の結晶。肌に塗り込んだり入浴剤として使ったりする

↑商品化されたものがこれ。値段はなかなかする

↑湯の花を採取しているところを

若いほうの職人さんに話を聞いてみた

温泉成分の結晶「湯の花」は、青粘土と硫黄泉の湧く土地じゃないと作れないそうだ

青粘土は昔は湯の里でも採れていたが、採りすぎて山が崩れたため今は他から買っている。ちなみにその青粘土はびっくりするほど高いらしい

湯の花を作っている小屋は20棟あまり

湯の花を作る国公認の職人は4人ほどしかいないそうだ

↑案内板を

↑湯の花拡大っ

試しに湯の花を水と混ぜて手にすりこんでみたら、すごいすべすべした

↑湯の里にある池

↑プチ白池地獄といったところか

ここには意外と人が来ないからけっこう穴場だと思う

 


 

20棟あまりあるという湯の里小屋を見てみよう

↑良い写真だ。良く撮れている

↑ちゃんと集合写真用のセットまである

バックには明礬を囲む山々、そして山の中腹にある湯の里の温泉「湯の里」が写ると思う

温泉にはこれから行こう

高地にある温泉、明礬温泉「湯の里」の大露天岩風呂でゆったり

湯の里を山のほうに向かって進んでいき少し階段を上ると湯の里の温泉が見えてきた

↑そして見下ろして一枚

緑、緑、緑――こうゆう景色は好きだ

奥にかすかに見えるのが明礬大橋。あとで取り立てよう

湯の里の温泉は内湯が一つとメインの広々とした露天風呂が一つ

露天風呂は白く薄青色で、硫黄の臭いが少しする

数々の明礬硫黄泉を入った今だからこそ言えるけど、湯の里の温泉は明礬温泉の中では硫黄泉の成分濃度(濃さ)は薄いほうだった。あくまで体感だけど

回りを柵で囲まれているため、立ったら景色は楽しめるけど湯に浸かったままでは景色は見れない

しかし湯は楽しめる。露天風呂のほうは色こそ特徴強くていいけど少しぬるめ。内湯はいい

明礬温泉/岡本屋売店

明礬で有名な岡本屋とその売店にお目にかかる

湯の里を後にし、狭い明礬温泉を少し歩くとすぐにまた見えてきた

↑よし、あそこに行ってみよう

↑携帯がやられるっ

↑ちょっと離れて一枚

↑案内板も

ここは「岡本屋売店」

この明礬温泉では岡本屋は有名。旅館も兼営。ちなみに高級旅館

あとで行く。泊まりはしないよ

↑あのもくもくのところの柵を見てみると、

↑柵が温泉と同じ色になっている

今一度確かめよう

↑これが、

↑こうなってしまう

»#o-z

岡本屋の地獄蒸しプリン

地獄蒸しプリンの元祖としておすすめされたのがここ岡本屋売店のプリン

↑温泉の噴気で蒸すところは地獄蒸しの典型だ

↑岡本屋のプリン

ちょうどお腹が減っていたんだ

↑うまそうだ

さあ食べよう

なるほど、このプリンは卵黄より生クリームを下手に強調させた味

それはクリーミーでおいしい

カラメルはプリンに合うように濃いめに作られている

評価

評価を

岡本屋売店の地獄蒸しプリンは、14点です 評価一覧

美味しかった~!

食べたらもっとお腹が減ってきたから岡本屋売店でごはんを食べよう

昼食兼夕食だ

明礬温泉はコンビニがないから食料に困る

»#oka

岡本屋売店でお昼ご飯

岡本屋売店には食事処もある。そこで食べよう

うどんを頼む

お品書き

・めん玉うどん
・地獄蒸したまごサンドイッチ
・お茶(セルフ)
・水(セルフ)

さあ食べよう

水は、若干水道水タイプ寄り

続いてお茶。濃いー!

メイン、めん玉うどんを頂く

↑かま玉うどん(生卵をうどんに絡めだしや醤油をかけたうどん。しかし今回は醤油はセルフ)にめんたいバターをのっけた一品

うん、うどんは固めでコシが強くていい

醤油の加減にもよるがバターと明太子の主張が小さめ

↑最後に地獄蒸したまごサンドイッチを頂く

うん、たまごがたっぷりでしかも甘くておいしい

聞くとたまごに砂糖を入れているそうだ。味もシンプルで優しい味

パンはふわふわにやわらかくはなく、固めで味はフランスパンのようだ。聞くとフランスパンではなかった

このパンの独立した風味はいい。たっぷりのたまごと甘味がおいしいサンドイッチ

評価

評価を

岡本屋売店は、15点です(めん玉うどん、地獄蒸したまごサンドイッチ、お茶、水)評価一覧

美味しかった~!

宿に向かおうか

今日のお宿~ホテル「さわやかハートピア明礬」~

今夜の宿は明礬大橋の下にある

↑着いた

ホテル「さわやかハートピア明礬」

暗くてようわかんないから近づくか

↑うん、微妙だ。かすかには見える

↑歓迎の石が

「満遊の人 輝け人生」

輝け人生・・か

フロントの前の自動ドアのところに、

↑なるほど。それしか言えないな

部屋に入って色々備品を見ていると、湯の宿「ゆるり」に引き続き大分銘菓を発見

ハートピア明礬の銘菓はこれ

↑かぼすか。あとでお茶とおいしく頂きました

さてさて、夜は更けたが私の温泉巡りはここからだ

明礬唯一(だと思っている)の共同湯、「鶴寿泉」に行こう

明礬温泉/鶴寿泉・さわやかハートピア明礬の露天風呂

夜は更けたが私の温泉巡りはここからだ。まずは明礬共同湯「鶴寿泉」

鶴寿泉[かくじゅせん]に行こう

ハートピア明礬の駐車場から一枚

↑明礬大橋と湯けむり

↑また石が。なぜかやる気になってけっこう本気で撮った一枚

ハートピア明礬から歩くことしばらく

↑着いた

鶴寿泉[かくじゅせん]

入湯は無料。善意でお地蔵さまにおさい銭をお供えする

泉質は硫黄泉

今は壁は新装されて新しいけど、前までは壁から湯の花が芽吹いていたという

湯は湯の里のそれより濃く(体感)、硫黄泉を存分に楽しむことができる

地元の人たちがスマホについて話していた

「今はみんなスマホやけんなあ」
「検索とかできるから便利は便利やけど悪用されるけんなあ」
「それもそうやけどなあ」
「年金暮らしの俺には必要ないんやろうけど」
「僕もだわなあ。はっはっはー」

共同湯はこうゆう地元の人との関わりがあるからいい

ハートピアに戻ろう。あそこは湯が3つもある。時間的に2つが限界かも

さわやかハートピア明礬の露天風呂、「森の岩風呂」と「さくら」

ハートピア明礬に帰ったらすぐに離れの露天風呂「森の岩風呂」に入った

泉質は硫黄泉

ここはなかなか濃い。目下一番濃いかと。でも明礬温泉の中では中ぐらいだ

ちょうど出るまで誰も入ってこなくて貸し切りになっていた

森の岩風呂から出たあとは10分休憩して再び離れにある家族風呂(貸し切り露天風呂)「さくら」

泉質は単純酸性泉

透明な湯で硫黄泉とはまた違っていい

ぽかぽかあったまる。最後に入ってよかった

さすがに間髪入れずに温泉巡りをしていると湯あたりしそうなのでアイスを買って部屋でテレビを見ながらくつろぎ

ちょうどしゃべくり007の大久保佳代子の回がやっていたからまるまる観た

久しぶりのテレビだった。いや、ひょうたん温泉で観ていたか

かぼすの銘菓はここで頂いた


西日本の旅(2012年) 目次

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コメント

  • TITLE:No title
    すごい、真っ白だ.+:(´。▰◞◟▰)゚.+:。
    面白い✧゜

    by そつね 2012年12月4日 19:23

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