あるところに、とても仲の良い姉妹が二人で暮らしていた。
二人はいつも一緒で、この日も夜にコンビニへ買い物に出かけた。
二人が暮らしているマンションに帰って来て、姉はすぐに『疲れた~』と言ってベッドにダイブした。
妹はベッドを背中越しに、手前の机の上に置いてある三面鏡で化粧を落とそうとした。
ところが三面鏡を見ていた妹は、突然ある恐ろしいことに気がついた。
そして妹は言った。
『お姉ちゃん、買い忘れた物があるから付き合ってよ!』
そう言われたが、疲れていた姉は、
『え~!ヤダよ、疲れてるんだから。一人で行ってきてよ~』と言った。
それでも妹は姉を『いいから行こうっ』と言って無理やり連れていこうとする。
姉も、こんなにムキになっている妹を不思議に思い、言われるがまま外へ出た。
『ちょっと、どうゆうこと!?』
姉は怒ったが、妹はブルブルと震えながら携帯を取り出し、警察へ電話をかけた。
『もしもし警察ですか!?・・・早く来てください!!・・・家に知らない男がいるんですっ!!・・・』
そう言った妹は姉に抱きつき、あまりの恐怖に泣き崩れた。
このあと、ベッドの下に隠れていたストーカーは、警察により捕まった。
実はあの三面鏡で化粧を落とそうとしていた妹は、ベッドの下に隠れているストーカーの姿を目撃していたのだ。