相手を知る

相手を知る (640x444)
↑スケッチブック「相手を知る」。ハートの赤色は愛を、青色は友情を表している。相手を知りたい、そして相手を知ること、その上に愛や友情といった人との関係は生まれる

・「その人の日常のふるまいを見て、その経歴をよく知り、何を求め、どんなことに安心するのかが分かったなら、その人の人格は隠しおおせるものではない」

・毎日やらなければ気が済まないほど好きな物事は何か。相手のそれを知り、熱中のきっかけを知ることが理解の第一歩である

・相手の原体験を知る
原体験とは、その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもののこと。例えば、出身地や出身校、幼少期の生活様態や性格、重要な出来事、ターニングポイントなどである。原体験は人によって異なる。出身地や出身校などは共通だが、幼少期の境遇やターニングポイントなどはそれぞれ違う。その人にとって今の生活においてもなお影響を与えているものや、記憶にずっと残っているような忘れられない出来事などがその人の原体験であるといえる。原体験は過去の強烈な思い出で一生変わることはない

・相手との会話において相手を知ることの意識:相手の言ったことに自分がどう答えるかより、なぜ相手はそれを言ったのか、相手の言ったこと、あるいは彼の反応によってどんな心理が読み取れるかを考える

・シリアスな話をすることが多いかもしれないが、時にユーモアを交えると距離が縮まりやすい

・相手を知る
その人の考え方、価値観(好悪)と信念、性格、夢、日常生活、趣味、好きなもの/嫌いなもの、生い立ち、幼少期(過去)の体験、個人情報を知る。表面的な知識だけではなく、むしろその知識に対する相手自身の考え方や印象を知るところまで掘り下げる。例えば「それについてどう思っているか?」と問いかけ、相手の考え方や価値観を知ることを第一に意識する。例え話は相手の経験に即したものを用いる
考え方
┗「どう思う?」
価値観(好悪)と信念
┗大切にしているもの/生きる上で大切なこと/影響を受けた言葉/愛用しているもの・おすすめしたいもの
┗理想のカタチ:友情のカタチ/恋人のカタチ/お金のカタチ/人生のカタチ/老後のカタチ/親のカタチ/教育のカタチ/生活のカタチ/仕事のカタチ/趣味のカタチ
┗「人生とは何か」「人生で一番大切だと思うものは何か?」「今、あなたにとって一番大切なものは何か」
┗「自分自身になんて声をかけてあげたいか?」
┗「女と男の違いは何だと思うか?」
┗「なぜ人は生きるのか」
┗「愛とお金どちらが大切か」
┗「もしあなたが親だったらどのような子どもの育て方をするか」
性格
┗「自分自身の性格についてどんな性格だと思っているか?」

日常生活
┗「お休みの日は何をしているか?」
┗「日常生活で何か特別なことや習慣にしていることはあるか?」
┗「自分の生活になくてはならないものは何か?」
┗「健康のために普段どんなことをしているか?」
┗「人生で一番誇れることは何か」
趣味
好きなもの/嫌いなもの
┗アーティスト・音楽/食べ物/芸能人/テレビ番組/動物・ペット/インドア派・アウトドア派/本/色/メーカー
生い立ち
┗出身地/出身校/名産/両親/家庭環境/学生時代/考えていたこと/影響を受けた人/ターニングポイント/現在との違い
┗「小さい頃はどんなお子さんだったか?」
┗「子どもの頃、両親にどのような教育を受けたか」(その人の主観が読み取れる)
幼少期(過去)の体験
┗「過去の体験の中で一番記憶に残っている出来事はどんなことか?」
個人情報
┗氏名/生年月日/年齢/住所/家族構成/連絡先/職業/勤務先/収入・貯金/身長体重視力アレルギーその他の身体的特徴/スマホ・よく使うアプリ


思考学 目次

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